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山行記録:三ノ峰(福井)


www.beeches.jp mountain report:M1223:Date:20121110 Sannomine:(Fukui-pref.)

M1223 2012年11月10日 三ノ峰(福井)


岐阜と福井、それに石川の県境にある標高2128mの三ノ峰は、白山山系の別格の孤高の山、別山を眺めるに高ポジションにある。別山を通る美濃禅定道は石徹白から入山し、この三ノ峰を経て別山に至る。すでに真っ白に雪を冠った別山を間近でみたくなり、赤兎に登るのを変更して、上小池から三ノ峰を目指した。


三ノ峰避難小屋より三ノ峰と別山


【山域】両白山地
【場所】福井
【日時】2012年11月10日(土)
【コース】三ノ峰
【メンバー】単独
【装備】ツェルト、スパッツ、ストック等 通常登山装備/ Garmin60CSx
【撮影】Richo GXR S10/A12 50mm/A12 28mm
【天気】曇→晴

7.50 925m 上小池駐車場
8.15 950m 三ノ峰登山口
8.30 1115m 山越跡
9.15 1475m 六本檜
9.50 1671m 剣ヶ岩
11.10 2085m 三ノ峰避難小屋
11.30 2128m 三ノ峰
11.45 2085m 三ノ峰避難小屋

12.40 13.30 1671m 剣ヶ岩
14.15 1475m 六本檜
14.50 950m 三ノ峰登山口
15.00 925m 上小池駐車場


赤兎山の登山口となる鳩ヶ湯からさらに車を走らせると、その終点に刈込池の散策路の起点となる上小池駐車場がある。刈込池周辺はブナの天然林に覆われており、しかも池に映る三ノ峰や紅葉のブナが美しい。そのため紅葉シーズンともなると紅葉狩りの行楽客で駐車場はあふれる。晩秋となり池周辺の紅葉も終わりとなり、そろそろ紅葉狩りのお客さんも少なくなると予想して、うっすらと雪を冠った三ノ峰を目指すことにした。実のところ、自宅を出るときは赤兎を目指すつもりでいたが、計画を変更したというのが本当である。

九頭竜湖畔を過ぎたころに三ノ峰とどちらに登るか迷いはじめ、決しないまま鳩ヶ湯を通過し、三ノ峰を目指すことになった。鳩ヶ湯からしばらく行くとぐんぐんと標高をあげてゆく。駐車場手前のキャンプ場入口と上小池駐車場に交通整理の方が案内しており、日中の盛況ぶりが想像される。到着したときにはすでに数台の車が停まっており、入山しようとするパーティが仲間の準備が整うのを待っている。時間的に早くはないので、手早く準備を済ませて出発。刈込池散策の紅葉狩りでも、それなりに荷物を持った人が多い。そのため登山者と見分けるのは難しい。おそらく三ノ峰に登る人はこのうちの何人かに過ぎないだろう。
登山口までは川沿いの林道を歩き、橋を渡りしばらく歩くと登山口の標識がある。前を歩いていたパーティは刈込池に向かった。温まってきたので上着を脱いで登りに備えていると男性が一人三ノ峰を目指した。追いかけるように登山を開始。登山口からは六本檜と呼ばれる尾根まで一気に標高を稼ぐ。そのため、体温は一気に上昇し、中腹でさらに一枚脱いでハイネック一枚になった。その間に軽装の女性に追い越されたが、確かこの女性は登山口を通過していった人ではなかったか?さらにその後ろから若者2名がこれまた軽装で登ってきた。上部にいくにつれてブナ林となり、尾根筋は立派なブナの森である。

六本檜からは、稜線をひたすら歩き、三ノ峰を目指す。徐々に高度をあげてブナの林を抜けると三ノ峰が見えるはずだが、まだガスに覆われたままである。しばらく行くとうっすらと登山道を覆う雪を踏むようになり、三ノ峰まで標高を上げてゆく。途中、展望台となっているベンチまでくると時々霧が途切れるようになってきた。かすかに見えた三ノ峰上部は霧氷に覆われて白い。


左:かすむ三ノ峰 一面霧氷に覆われている様だ
右:三ノ峰への最後の急登となる岩場

最後の急登坂は雪と氷の世界となる。足場をしっかりつくりながら登ればアイゼンまではいらない。ここを登りきると三ノ峰避難後やまでのトラバースとなる。雪尾が覆う木々の中を抜けると三ノ峰避難小屋となる。ここまでは先行者のトレースをそのまま踏んできたが、どうやら彼等は全員小屋の中である。
だれの足跡も無い三ノ峰へ続く路を一人雪を踏みながら三ノ峰に立つと、白く化粧した別山が眩しいほどに凛とした姿で禅定路に現れた。感動の一瞬である。しばしこの白き権現に見ほれていると、小屋で休んでいた先達も登って来た。


禅定に白き権現現れり

別山に別れを告げて小屋で一服。暖かいラーメンをすすりはじめると、軽装の若者2人も入って来た。なんとショート登山靴である。もちろんソフトソールである。あるいみ強者である。
腹ごしらえしたところで、早々に下山体制に入る。ガスはほとんどなくなり、遠景まで楽しめる状態になったので、スポット毎に撮影しながらの下山となった。


冬と秋の境界 雪を冠った三ノ峰、二ノ峰方面は笹原が広がっておりまだ緑緑して季節が違う様だ。



左:三ノ峰最後の急登にあった石 風をうけエビのしっぽができている。
右:赤兎方面は、その奥に経ヶ岳、右手に大長山がはっきり見える。


振り返れば雪を冠った三ノ峰、そして葉を落とした岳樺がとても美しい光景をつくっていた。



左:橅帯までおりきた。二ノ峰方面を背景に冬枯れの橅林
右:2時をまわるとやや陽が傾いて来た。もうすぐ尾根から降りる。

いやはやゆっくりペースだ。なんとか15時頃に下山し、無事帰路についた。



Latest update:Dec. 31, 2012

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