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山行記録:頸城山塊:火打


www.beeches.jp mountain report:M1218:Date:20120720-22 Myoko-Hiuchi:Sasagamine(Niigata-pref.)

山行記録 M1218 2012年7月20-22日 妙高火打:笹ヶ峰(新潟)


天候は期待できるものではなかったが、久しぶりに妙高火打に登っておこうと思った。2泊するので時間的な余裕はたっぷりある。天候がなんとかなるなら妙高にも登るという計画で入山した。


天狗の庭に降りて来ると霧を纏って姿を隠していた火打山が姿を現し、美しき姿を庭の池に映した。


【山域】頸城山地
【場所】新潟県
【日時】2012年7月20-22日
【コース】笹が峰-黒沢川-富士見平-高谷池ヒュッテ(ベース)(往復)
1. ベース-黒沢池ヒュッテ-大倉乗越(-妙高山:中止)-黒沢池ヒュッテ-ベース
2. ベース-天狗の庭-火打山-ベース(往復)
【メンバー】単独
【装備】通常装備(スパッツ、ツェルト、ストック等)/テント装備/ Garmin60CSx
【撮影】Richo GXR S10/A12 50mm/A12 28mm
【天気】曇り→雨→曇り
【地図】湯川内(高田15号-3)妙高山(高田15号-4)(金沢)

Day 1
10.20? 1310m 笹ヶ峰登山口
- 2060m 富士見平
14.30? 2110m 高谷池ヒュッテ
Day 2
10.50 2110m 高谷池ヒュッテ
- 2171m 茶臼山
11.40 2040m 黒沢池ヒュッテ
12.10 2140m 大倉乗越
8.50-9.05 2040m 黒沢池ヒュッテ
13.45 2060m 富士見平
14.20 2110m 高谷池ヒュッテ
Day 3
3.00 2110m 高谷池ヒュッテ
- 2110m 天狗の庭
5.00-5.20 2461.8m 火打山
6.20 2110m 天狗の庭
7.00-8.50 2110m 高谷池ヒュッテ
9.25 2060m 富士見平
11.15? 1310m 笹ヶ峰登山口

ハクサンコザクラが広がる湿原を思い出し、久しぶりに火打に登りたくなった。
白山でも湿地性のところを中心にハクサンコザクラが咲くのだが、高谷ヶ池や天狗の庭の湿地帯に咲くハクサンコザクラの群落がふと見たくなった。天気予報は芳しい知らせを告げていない。そのため火打からみる妙高や焼山、妙高からの火打を眺めることを期待してはいない。すくなくともどちらかを楽しみたいのだが、天候に次第ではその両方をあきらめるつもりでの入山となった。

Day 1
高速道路で仮眠を取ると、ゆっくりと寝てしまった。予定では高谷池まで行ってベースの設営がをすることが本日の最低ラインの目的である。もちろん雨が降らねば時間の許す限り、周辺で花の撮影を楽しみたい。おそらくベースに到着するころには雨が降り出すだろうから、入山を急ぐ理由も無い。ゆったりペースの山は楽しい。
笹ヶ峰の登山口駐車場は7月や10月の連休なら車でいっぱいになるのが常であるが、さすがに天候も芳しくないこともあって余裕である。もちろん平日だからだが…

準備を済ませて出発。(時間の記録を取り忘れてしまう。気合いが入っていない。)
黒沢川を渉るまでは快調である。以前よりとても歩きやすく整備された木道はとても歩きやすい(滑りやすいが、結構短いピッチで滑り止めが打ち付けられている)。黒沢川が近づくと見事な橅林になる。殊の外幹はだが白く、まだ新緑を思わせるほどの明るいブナの葉とのコントラストが眩しい。

黒沢川が近づくにつれて橅がだんだんと立派になってゆく。

黒沢川のほとりで水を汲み、一休みする。ここからが本格的な登りとなる。まずは十三曲がりに差し掛かる、急だがジグザク道でなんの問題も無い。むしろ尾根筋からが歩きにくいところがある。そこも無事通過して登りが落ち着いたところ、籾や栂の林になってきたところで雨が落ちて来た。レインウエアを着たが、なぜかザックの中を探してみるが、レインウエアがない。忘れてきた!多分、車の荷室に転がっている。
荷物自体はドライパックのなかなので、濡れるしことはないのだが… ザックにはしかたなくNASAシートを巻き付ける。ちょっとかっこわるい。そんなことは気にせずに先を急いだ。もうこの天気なのだから、早々にテントを張って、酒宴にはいるしかないのだ。
天場に到着すると、絵目は小止みでで、幸いテント設営中は止み間となった。合間にハクサンコザクラを撮影!(しかし気分が乗っていないらしく、ベストショットと思ったものが、ピンぼけだった。)

ちなみに、テントサイトは水場を越えたところで、その手前には張れない。サイトの高いところに雪が残り、しみ出す雪解け水が流れをつくっている。雨が降っているせいもあるが、水の侵入を回避できる恰好の場所は少ない。空いているときでよかった。


左:テント設営中に撮影のハクサンコザクラ 左:雨に濡れるクルマユリ

Day 2
テントを叩く雨音のみが聞こえて来る。すでに外は明るくなっている。この天気で外を歩く気にはなかなかなれない。雨がやんだかと思って外にでると、ハクサンコザクラは雨に叩かれてしまっている。雨もふらなさそうと思うと、また降り出すことを繰り返している。時間だけが過ぎて行く。突然、テントに陽光がさすとテント内は急に温度が上昇する。これでは中にいられない。思い切って妙高山に向かう事にした。すでにかなり遅い時間になっているので、無理はしないつもりで出発。
茶臼山を越えて黒沢池ヒュッテを通り過ぎる。すると雨が強くなって来た。大倉乗越に差し掛かると本降りである。どうにもこのまま妙高山まで登る気にはなれず、撤退。帰路は湿原を通って、富士見平を経由して天場に戻った。またまたかなり濡れてしまった。
明日に期待して早く眠りについた。


Day 3
朝、というか深夜、星が天を覆っている。火打からの御来光もあり得るかもしれないと、そうそうに準備をはじめて出発。ヘッドライトを頼りに登ってゆく。天狗の庭を過ぎて登りにかかると、ガスに覆われた。山頂に到着するころには晴れると期待して登ってゆく。思っていたより草や木々が登山道を覆っており、濡れる。おまけに暗くて残雪上では道を失う。それでもなんとか山頂に到着。ところが晴れない。こりゃいかん。しばらく山頂にいたが、無理と判断して、下山することにした。


山を下りて来るとガスが晴れ、妙高山が姿を見せた。天狗の庭、唐沢岳-茶臼山、三田原外輪山、そして妙高と峰が続く

下山中にガスが消えてきて、妙高山が現れた。天狗の庭も眼下に見える。唐沢岳の奥が三田原外輪山で、その上にひょっこりと妙高山が見える。ちょこんと飛び出した山頂部だけからは、登りの急登を想像はできなさそうだ。振り返ってみたものの火打は依然としてガスのなかである。
とっとと天狗の庭まで降りて来ると、火打が姿を見せそうである。天狗の庭の池唐に急ぐ。火打が映る姿を撮影できるかもしれない。残念ながら山頂まで見えたのは本の一瞬で撮影は叶わなかった。登りの登山客に”おめでとうございます。”と云われたがちょっと複雑な気分。
天場に戻るとあとは帰るだけである。テントを片付け、少しだけ干してみるが、この天気では乾きそうにない。すこし湿ったままだが、サックに片付けた。あとはのんびり下山である。

Latest update:Nov 11, 2012

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