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山行記録:両白山地:赤兎山

www.beeches.jp mountain report:M1214:Date:20120602 Akausagi-yama:Hatogayu(Fukui-pref.)

山行記録 M1214 2012年06月2日 赤兎山:鳩ヶ湯(福井)


3回連続の福井の山シリーズである。6月は両白山地周辺の山も山開きするところが増える。白山を望む絶景スポットとなる赤兎山や大長山といった1600M級の山もその一つである。多くは日曜日に開催されるので、今日はまだ林道のゲートが閉ざされているはずである。賑わいをみせる前の赤兎山にクラッシックルートである鳩ヶ湯鉱泉から登る事にした。

赤兎クラッシックルートの見事なブナ


【山域】両白山地 赤兎山(1628.7m)
【場所】福井県
【日時】2012年5月19日(日)
【コース】唐谷(林道入口)-池ノ大沢-切窓-経ヶ岳-中岳-釈氏岳-保月山-展望台-(林道)-唐谷(林道入口)
【メンバー】単独
【装備】通常装備(ツェルト、ストック等)/Garmin60CSx
【撮影】Richo GXR A12 28/50 
【天気】曇(薄日)
【地図】願教寺山


6.55 538m 鳩ヶ湯
7.40 730m 登山口標柱
8.50-9.05 982m たんどう谷出合
9.30 ---m 滝
---- 1351m 1351m地点
12.25-12.30 1628.7m 赤兎山
12.45-13.15 1575m 赤兎平(避難小屋)
---- 1580m 赤兎平東端
13.30 1628.7m 赤兎山
---- 1351m 1351m地点
15.50-16.00 982m たんどう谷出合
16.50 730m 登山口標柱
17.15 538m 鳩ヶ湯

福井県大野市鳩ヶ湯には一軒宿の温泉がある。登山口を温泉の女将に聞くと、宿の前のたんどう谷に架かる橋を渡ったところに鉄製の階段が設置されているそうである。赤兎山へのクラッシクルートの入口の道標には8kmとされている。思ったより長い。急坂を少し登ると林道があり、この林道を何度かヘアピン状に蛇行しながら登ってゆく。途中で新しく工事している道に迷い込んだが、先は堰堤で戻る。これではいけないと地図を確認して、まずは林道から登山道への入り口を探して歩いた。

林道の分岐を右(上)側に道標があり、そこからしばらく行くと、朽ちた標柱らしきものがあり、ここが登山道入り口のようである。よく手入れされた植林地帯を歩くとやがて沢音が聞こえてくると、中腹の登山道となる。ところどころ崩壊しているところを慎重に通過する。整備されていないようでいたるところで倒木をくぐったりまたいだりすることになる。すこし下がってゆくと”たんどう谷出合”に出た。渡渉ベストポイントが分からずにうろうろすると、木に黒いメッシュの袋に着替えかなにかが入れてあり、その下にはローカットシューズが2足置いてある。まだ水は冷たかろうにここから沢登だろうか?

結局最適な渡渉点を探すのも面倒なので、やや上流の赤テープに誘われて上流側で渡渉する。沢に落ちるとびっしょり濡れてしまいそうな深さがある。とにかくうかつに足を運ぶと”ぬる”っと滑りやすいので注意したい。渡渉が上流側だったのか、道がよく分からず、再び地図を確認した。やや下流側に回り込むように登山道が伸びていた。すぐに合流し、再びしばらく中腹を歩く。
途中、大規模な崩壊地は踏み跡が無い状態のところもあり、慎重に通過。その先には2枚ほどのワサビ田があるが、あまり手入れされていない。ワサビの花がところどころで白い花を咲かせていた。その先に、小さな滝があり、ここを渡るが、濡れているところは滑りやすく注意したい。


これまたすばらしいブナの大木である。

ここを過ぎると尾根に向かって標高を上げてゆく。徐々にブナの林となり。尾根に出ると見事なブナ林となる。尾根に沿って簿なの巨木が延々と続き、とても気持ちがよい。ゆっくりと写真を撮影しながらゆく。登山道はあまり踏まれていないのか、それとも発芽の季節なのか、茶色いブナの実を頭にかぶってブナの妖精たちが双葉を広げていた。あまりにも数が多く、踏まずには歩けない。


左:ブナの新芽   右:ブナの幹肌

林を抜けると、低灌木が多くなり、ところどころ湿地になっており、バイケイソウなどが生えている。正面に赤兎の低い山頂部が見え、背後を振り返ると、先週訪れた経ヶ岳の尾根が見える。その左手に荒島岳が霞んでいるが確認できた。


左:赤兎山頂部 右:赤兎山頂手前より経ヶ岳方面

最後は笹の尾根を登り、山頂に至る。山頂からは北側に続く登山道の先に大長山が見える。さすがに山開き前にここに登る人は少ないらしい。鳩ヶ湯から誰にも合わなかった。山頂から兎平方面を見ると木道の先に避難小屋がある。ここは高層湿原になっていて池塘がいくつかみられる。兎平の東端は、白山から別山の絶景スポットになる。が今日は白山山頂部は雲にお隠れになっている。別山は全容を現しており、湿気が多い曇りなのにそれなりの遠望である。小屋の前で昼食をとり、下山にかかる。すでに1時を過ぎているので、急いで帰らねばならない。


左:池唐の先に大長山  右:別山

赤兎山頂手前でご夫婦にあう。どちらから登られたのか聞く間もなく、避難小屋を目指された。あの靴の人たちだろうか?


見応えのあるブナ達

帰りも素晴らしいブナの林を堪能しながらの下山を楽しんだ。滝では滑って滑落しそうになる。”たんどう谷出合”の渡渉も無事通過したが、このあたりの沢は滑りやすいようである。行きにあった靴はない。ここを過ぎれば、あとはただただ下るのみ。予定(というかきちんとした計画がなかった)より2時間ほど遅れて鳩ヶ湯に到着。見事なブナ林を堪能できた山旅となった。

このブナもなかなかよい


Latest update:June 6, 2012

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