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山行記録:伊吹・越美山地:能郷白山

www.beeches.jp mountain report:M1211:Date:20120505 nougouhaku-san:nougoutani(Gifu-pref.)

山行記録 M1211 2011年5月5日 能郷白山:能合谷(岐阜)


記録的な積雪だった今年の冬、その恩恵を利用して薮コギなく磯倉まで行く事を考え、昨年より10日ほど早く能郷白山を目指した。しかし、ここのところ続いた雨で雪解けは早いことが予測される。午後からの天候は不安定となる可能性もあり、能郷白山のみになる可能性も考えられる。それでもハーフマラソンなみの距離を歩くロングコースだ。


前衛峰の尾根に残る雪渓の上に上がると、眼前に能郷白山が勇姿を現した。よく見ると能郷白山の右奥に荒島岳が、写真には写っていないが、その更に右奥にかすかに白山が見えていた。深田久弥が能郷白山を選ばず、荒島岳を百名山に選んだ。準百名山とも云える能郷白山が百名山を従えているようだ。

【山域】伊吹・越美山地 能郷白山(1617.3m)
【場所】岐阜県
【日時】2011年5月15日(日)
【コース】能合谷ゲート(標高340m付近) - 能郷谷登山口 - 能郷白山 (ピストン)
【メンバー】単独
【装備】通常装備(ツェルト、ストック等)+ 6本爪軽アイゼン/Garmin60CSx
【撮影】Richo GXR A12 28/50 
【天気】晴→薄曇
【地図】能郷白山 能郷

5.30  340m 能郷林道八谷分岐付ゲート
6.30 720m 能郷谷登山口
8.55 1510m 前山(前衛峰)(四合目付近 三角点は登山道から外れている)
10.25 1617.3m 能郷白山山頂 
10.30-11.40 能郷白山神社
13.00 1510m 前山(前衛峰)
14.45 720m 登山口
15.30 340m 能郷林道八谷分岐付ゲート

能後谷の林道に到着するとすでに3台の車が停まっていた。先着の最後の一人も早々に準備を済ませて出発された。自分も急いで準備し、少し遅れて出発。心なしか体が重いのがちょっと気になる。
ゲート付近の標高は400mに足らず、登山口まで1時間をかけて歩き、標高を720mまであげる。つまり林道は平らなようだが、幾分上り勾配なのだ。体が重いのを林道の所為にしようとするが、単に自重が重いだけかもしれない。
林道が終わり登山口でいきなり沢を渡る。そしてここから400m一気に標高を上げ、尾根に取り付く。新緑に覆われた林道であったが、尾根になるとまだ芽吹いている木は少ない。林床にはフモトスミレやイワウチワなど早春の花が咲いている。


左:尾根にたどり着く直前の一本ブナ。すでに新緑である。左:楽しい尾根歩き。

尾根に取り付いたところで朝食のおにぎりでエネルギー補給する。尾根から見える磯倉には昨年と同じぐらいの雪形の残り方で、薮コギを強いられそうだ。ここでパスを決め込んでゆっくりペースにする。雪が見え始めたところで、エノキタケを見つける。もちろん野生。採集するにはちょっとという感じなので、これもパス。ゆっくりペースにしたら、渡渉したところで休憩していた方に追いつかれた。地元糸貫市の方で、2週間前にも真っ白な能郷白山に登られたそうだ。


イワウチワの前からとうなじ

そうこうしているうちに前衛峰の尾根に到着。尾根に残る残雪から磯倉から能郷白山に続く尾根を一望する。縦縞の雪形がどっしりとした山容をいっそう引き立てている。
左手の磯倉もなかなよい。爽やかな空気を心地よく感じながらの尾根歩きは、ついついのんびりしてしまいたくなる。


前衛峰と能郷白山の鞍部から磯倉を望む。能郷白山の中腹にあるブナはまだ芽吹いていない。

尾根がすこし下りはじめると能郷白山が間近に迫って来た。下りきるといよいよ本峰への登りとなる。徐々に雪の上を歩く様になり、最後の急坂の登りは残雪歩きとなる。念のために6本爪アイゼンをつけてキックステップでゆく。すぐに広大な丘状の山頂部に到着だ。まずは東端にある三角点に行き、温見峠からの登山道を進んで白山の見やすいところまでいく。荒島岳の先には雲で一部が遮られるものの白山の姿を確認できた。
能郷白山神社の奥社に向かう。山頂に気がつかなければ、はじめて登ったときの自身のように、ここが山頂と思ってしまうのではなかろうか。社の脇に荷物を下ろして、食事の準備をする。前衛峰の眺め、磯倉の眺め、そして社の裏側にあたる岐阜と福井の県境の山々が奇麗だ。


前衛峰を能郷白山山頂部の雪渓から望む

食事をしていると、雪渓の上を磯倉に向かって歩く人がいる。写真を撮りにちょっと先までいくだけかな?と思ったが、そうでは無いらしい。食事を終え一服立てて抹茶を楽しんでいると、磯倉の雪渓を登る点が見え、自分も行けばよかったとうらやましくは思う。のんびりと一時を楽しませてもらったパノラマに別れを告げるころ、磯倉山頂に両手を天に突きあげる男のシルエットが見えた。
ザックを背負うと、強い風が吹いてきた。午後から不安定になるというのは、当たっているかもしれないと思いつつ、雪の上を辿り始めた。


前衛峰の橅林

稜線では少し風が出たものの、青空の背景から雲が多くなった能郷白山は健在である。磯倉まで行きたかったという思いが少し残るものの、山頂での一服も、楽しい山旅を引き立てた。今日も無事下山。感謝。

Latest update:MAY 30, 2012

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