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山行記録:両白山地:大日ヶ岳-天狗山

www.beeches.jp mountain report:M1210:Date:20120428 dainichigatake tenguyama:hirugano(Gifu-pref.)

山行記録 M1210 2012年4月28日 大日ヶ岳 天狗山:ひるがの登山口(岐阜)



まだ雪深い白山連峰と裾野をうめるブナの巨木

シルバーシーズン終了後は山に行ける日に天候に恵まれず、GWになってやっと機会に恵まれた。どこの山に登ろうかと考えた末、お手軽にブナの山が歩けて、それなりに体力の低下具合を確かめられる大日ヶ岳にした。もちろん余裕があれば、天狗山までいくプランである。



【山域】両白山地 大日ヶ岳(1708.9m)天狗山(1658.4m)
【場所】岐阜県
【日時】2012年4月28日(土)
【コース】ひるがの登山口 - 一服平 - 大日ヶ岳 - 天狗山 - (大日ヶ岳脇をトラバース) - 一服平 - 登山口
【メンバー】単独
【装備】通常装備(ツェルト、ストック、軽アイゼン等 残雪期は薮漕ぎなし)
【撮影】Richo GXR A12 28/50 Nikon D700 24mm 35mm 105mm (一部PL Filter使用)
【天気】快晴
【地図】二ノ峰(金沢)

7.05  965m ひるがの高原登山口
8.40 1356.3m 一服平
10.10 1630m 展望台
10.30 1708.9m 大日ヶ岳山頂 
11.20-12.05 1658.4m 天狗山
14.30-45 1356.3m 一服平
15.50 965m ひるがの高原登山口

駐車場に到着するとすでに駐車場には一台の白いジムニーが停まっていた。先客はすでに山中かと思ったら、ひとりおにぎりを頬張っていた。
登山の準備を始めたところで一台、出発時にはさらに2台がやってきた。好天の今日は多くの登山者が登るのだろうと思われる。 なにせ久々の登山で、荷物をばらばらのまま車に押し込んで来たので、急いで準備をするのだが、荷物がまとまらない。準備に手間取っているうちに、二番目に入って来た車のご夫婦が出発。続いてジムニーの女性も山ガール姿で出発していった。

やっとのことで登り始めたのは、昨年より30分ほど遅く、7時を過ぎてしまった。天狗山はこの時点ですでにオプションとなり、ブナの山を楽しむ事を目的となっていた。登りはじめてしばらくすると、登山道の真ん中にある枯れ木にキノコを発見。思わず採集する。もちろん食べられる”天然椎茸”。登山道の真ん中にあるのに誰も気がつかないらしい。 とはいえ、ささやかな量で、ザック重量が増すほどではない。
先を急ぐがやや足が重い。いや靴擦れの予感がする。やがて予感はあからさまに表面化して来た。久々に履いた冬用登山靴に薄い靴下では皮膚が悲鳴をあげてしまった。応急処置のテーピングを施して、これ以上の悪化を防いだ。もっと早くに手当をすべきだったが致し方ない。


いっぷく平で見つけたアズマイチゲ この時期まだ花は少ない

そうこういうまに、残り3KMの表示を見つけた。ここからしばらく歩いたところにあるいっぷく平は、登山の中間地点にあたる。距離的にはすでに半分以上を歩いていると思うが程よいところにある。ここまでは、雪の上を歩いたのは一カ所だけであったが、この先は雪の上をあるくことが多くなる。


尾根筋からはブナの巨木の合間に白山連峰が見え隠れする。ここからは御前峰が伺えた。

徐々に雪の上を歩く様になり、いつしか雪の上ばかりになった。尾根に出てからは、右手に別山から南白山に続く白い尾根の上に白山御前峰が顔を出しているのが見え隠れする。よく見ると御前峰の右側に隠れる様に剣ヶ峰がある。ブナの林からうまくこれらの峰峰が見えるところを探しながら、のんびり山歩く。というよりはスピードがあがらない。先客のご夫婦と、ほぼ同じペースである。ご夫婦には追いついたが、先を行った女性には追いつかない。6本爪アイゼンを装着して軽快に進んでいるようである。山頂手前の展望台に達すると、最後の登りに挑んでいる姿を確認した。山頂をスナップしてから、こちらも最後の登りをキックステップで登って行く。すると、”きゃっ、きゃっ”と足を雪に滑らせながら山頂から下ってくるのは、ピカピカの山ガールスタイルに包まれた先ほどの女性である。こちらに気づいたのか少し恥ずかしそうに挨拶して、特急便で下って行った。滑り降りるならアイゼン外した方が安全に思えるが…


大日ヶ岳手前の展望台から望む山頂部

山頂に到着すると、おじさんが一人ラーメンをすすっている。スキー場方面からは団体さんが向かって来る。思わず”こりゃいかん”と、さっさと天狗山に向かった。オプションだったはずの天狗山が現実となる。今日は天気がよいので、両白山地の主峰を独り占めできそうだ。


天狗山山頂へ向かう途中から、別山を望む。左側から一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰、そして別山へと尾根が続く


天狗山山頂へ向かう途中から大日ヶ岳を振り返る。

昨年は黄砂の影響もあって、白山も写真にはならなかった。今年は春にしては遠望が望める状況で、御岳、乗鞍、北アルプス南部の山々が微かに見える。銚子ヶ峰、三の峰、別山、そして白山とつづく山塊に東は奥に三方崩が頭を出し、その手前に日照岳が望まれる。銚子ヶ峰から左には野伏や、左には微かに荒島岳が望まれる。それは良い眺めである。
天狗岳の山頂部を独り占めして、おにぎりを頬張る。雪の上にシートを敷いて飽きない遠景を眺めていると、時の流れを忘れてしまいたいほどだ。しばらく雄大な風景を独り占めさせてもらった。さあ帰ろう。

天狗山山頂へ向かう途中から、別山を望む。左側から一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰、そして別山へと尾根が続く

帰路は少し登山道を外れて、雪を踏みしめながらブナの巨木の中へ入り込んでみた。




Latest update:May 3, 2012

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