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山行記録:両白山地:白山

www.beeches.jp mountain report:M1117:Date:20110709 Haku-san(Ohnanji-mine):Ohshirakawa(Gifu-pref.)

山行記録 M1117 2011年7月9日 白山(大汝峰):大白川(岐阜)


東海地方は梅雨入りも早かったが、開けるのも早かった。例年より2週間ほど早い。北陸は6月16日に梅雨入りしたばかりで、梅雨明けはまだ先の様です。今日はなんとか天候がもちそうなので、今年2回目となる日帰白山を決行した。
先週の石徹白からの別山はサンカヨウやキヌガサソウはみられず、平瀬道とは植物相が若干異なるところも面白い。


大汝峰より剣ケ峰、御前峰、その手前は池巡りのコース

【山域】両白山地 白山(2702m)
【場所】岐阜県
【日時】2011年7月8日(日)
【コース】大白川-大倉山-白山室堂-白山(御前峰-池巡りコース-大汝峰)(平瀬道往復)
【メンバー】単独
【装備】通常装備(スパッツ、ツェルト、ストック等) / Garmin60CSx
【撮影】Richo GXR S10/P10/A12 50mm/A12 28mm
【天気】うす曇り→晴れ
【地図】白山(金沢)

4.10 1250m 大白川登山口
6.00 2030m 大倉山避難小屋
8.10-8.15 2702.2m 白山 御前峰山頂
9.20-9.45 2684m 白山 大汝峰山頂
10.30-9.40 2448m 白山室堂
11.35 2030m 大倉山避難小屋
13.00 1250m 大白川登山口

まだ暗い4時10分に登山口を出発、気温が上昇しないうちにできるだけ登ってしまう作戦である。まだ暗いとはいえ既に真っ暗ではなく、しかも整備された登山道である。なれた道はライトが無くてもなんとかなる。歩き始めてしばらくすると、三方崩山の右側が明るくなってきた。登山口より1時間もしないうちに三方崩や北アルプスが林間から除き見ることができるようになる。とはいえ、撮影スポットにはまだしばらく時間が必要だ。やがて大倉山の山腹を別山を見ながら登り、以前崩壊したところを尾根に向かって登ると三方崩の右側に、北アルプス、乗鞍、御岳を見渡せるようになる。明るくなって来ても虫も少なく、快適に進む事ができるのは幸いである。尾根に取り付いたら今度は、御前峰と剣ケ峰がどうなっているかが楽しみとなるが、少しガスがかかっているようである。

大倉山の手前でみられたサンカヨウの群落は花が終わっていて代わりにキヌガサソウが勢力を増していた。やはり3週間前とはかなり違っている。大倉山避難小屋は今回は素通りして、先を急ぐ。雪渓はかなり減っていて、雪渓が消えたところではシナノキンバイが黄色い大きな花を咲かせている。その奥にはニッコウキスゲも咲いている。オオバキスミレは花の時期が終わり、黄色いスミレはキバナノコマノツメへとバトンを渡している。黄色い花ではオオバミゾホオズキやミヤマキンポウゲも忘れては鳴らない存在で、こちらは花の数も多い。ここらあたりからは花のオンパレードで雪渓が解けたばかりのところからはショウジョウバカマも可憐な花を咲かせている。もちろん、サンカヨウも負けじと花をつけている。白い花ではカラマツソウもそここで白さを誇っている。赤系統ではヨツバシオガマも細尾根あたりから随所で見られる。赤系統ではベニバナイチゴなんかも多い。今回見たかったのは、クロユリ。室堂から御前峰に向かう中腹にはクロユリの群落がみられる。なかなかメジャールートでこれだけのクロユリが咲いているのも少ないかもしれないなどと思ってしまう。
大倉山の尾根への取り付きから望む、三方崩山、その右奥に北アルプス南部の山々

登りはじめから4時間で山頂に立つ。が、完全にガスのなかである。
御前峰からは、剣ヶ峰も室堂もみることはできない。ガスは濃いものの幸い濡れる心配はなさそう。時間的に余裕があるので、池巡りのコースを周回し、大汝峰にも寄ることにした。
もちろん山頂部が再び晴れるのを期待してのことである。

池へ降りるコースはかなりのガレ場である。整備された登山等はいきなり、くずれた崖を降りるようで、まるで道を間違えたようだ。下まで降りきると雪渓が待ち構えており、まっすぐいくのかと思えば、左手に歩いた覚えのある岩場がある。その方向に大汝峰あるはずで、緩やかな坂を登ってゆくのだが、道をよく知らない人はこのガスの中では迷わないようにしたいものである。この周辺で単独の登山者2人に道を聞かれた。一人はあくまで確認のためと思われたが、もう人は地図を持ち合わせていないようで、白山釈迦を経由して下山したいという。地図を出して目的地までのルートを示してあげたが、ちょっと心配である。
大汝峰への分岐まで話しながら来ると、山頂が姿を見せはじめた。そこで別れ大汝へ岩場を登る。御前峰への整備された道とは違い、こちらの方が山登りの感覚である。
それほど時間を要することなく山頂にたどり着く。社は石垣に囲まれており、防御されている。山頂部は広く、どこでも歩ける。剣ヶ峰に御前峰がガスに見え隠れするので、よく見えそうな場所に陣取って、もってきたキュウリとトマトを肴にお供えした缶酎ハイをやり始める。するとガスの中から白山の全容が姿を見せた。後ろを振り返ると雲間から日本海も姿を見せている。

大汝峰に別れを告げて池めぐりコースにもどり室堂を目指す。思ったより花は咲いておらず、こちらの黒百合はつぼみが目立った。室堂に戻ると人、人、人で賑わっている。
まだ冷たいフルーツゼリーを食べて元気を取り戻したら、さあ下山。途中、多くの登山者とすれ違った。大倉山を越えて、登山口より3キロの道標地点にもまだ小屋泊まりと思われるパーティがいる。陽は長い時期とはいえ、早出が原則と思うのだが、いろんな人がいるようだ。東海地方は梅雨明け、夏山シーズン本番を実感させられた。


Latest update:June 26, 2011

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