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山行記録:伊吹・越美山地:能郷白山-磯倉

www.beeches.jp mountain report:M1112:Date:20110514 nougouhaku-san isokura:nougoutani(Gifu-pref.)

山行記録 M1112 2011年5月15日 能郷白山-磯倉:能合谷(岐阜)


今年の豪雪は5月に残雪をかなり残しているので能郷白山からもしかして磯倉へ行けないか?というのが本日の妄想である。磯倉は能郷白山の南西に位置する1541Mの円錐状の山で、一般登山道はない。「奥美濃のヤブ山」に紹介されているが、白谷からのルートである。白谷はもはや徳山ダム湖に沈んだので白谷起点の登山はありえない。となると雪があるシーズンに行くのが最も容易である。ちなみに能郷白山は温見峠からも登れるがやはり能郷谷から登りたい。もちろん、この時期に温見峠に入れるはずも無く、おそらく能郷谷登山道の手前数キロは林道を歩く事になりそうである。磯倉までいくとなると残雪次第では薮コギを強いられかなりハードな一日となることは覚悟しなければならないだろう。
昨日すでに位山-川上稜線のハーフマラソンを歩いたばかりなので体力的にはちと不安がある。連日の歩行に足が悲鳴をあげないか多少の心配が残ったので、磯倉へはオプションとして入山した。


残雪期に映える磯倉(左)と能郷白山(右)

【山域】伊吹・越美山地 能郷白山(1617.3m)?磯倉(1541m)
【場所】岐阜県
【日時】2011年5月15日(日)
【コース】能合谷ゲート(標高380m付近) - 能郷谷登山口 - 能郷白山 - 磯倉 (ピストン)
【メンバー】単独
【装備】通常装備(ツェルト、ストック等 残雪期は薮漕ぎなしだがこの時期は途切れているので注意) 【撮影】Richo GXR S10/P10 
【天気】晴/薄曇
【地図】能郷白山 能郷

5.48  340m 能郷林道八谷分岐付ゲート
6.50 720m 能郷谷登山口
8.40 1510m 前山(四合目付近 三角点は登山道から外れている)
9.45 能郷白山神社
10.45-11.07 16541m 磯倉
12.14 1617.3m 能郷白山山頂 
13.10 1510m 前山 
14.40 720m 登山口
15.35 340m 能郷林道八谷分岐付ゲート

能後谷の林道に設けられたゲートは八谷との分岐付近にあり、登山口までは1時間ほど歩くことになる。ゲートは閉められていたが4輪駆動車や軽トラックなら入れそうである。林道に雪はないものの雪解け水が川となり林道を流れている。ちょっと深いところもあるが革製登山靴で冬用スパッツをつけているので気にせず渡っていく。登山口脇に雪解けで水量が増した沢がある。これはさすがに飛び越えるしかない。川幅があるのでダブルストックを頼りに一気にジャンプ。越えると直に尾根に向かっての急坂が待っている。一気に710mから1150mまで登り尾根に取り付くと、次は前衛峰まで稜線を歩く事になる。林道脇から新緑が奇麗であったが、登山口からはブナの新緑が間近に見る事ができる。イワウチワの花期も終盤ではあるがまだまだ元気である。稜線まででると磯倉がみえるようになり、新緑のブナの木立の中を前衛峰に登っていく。前衛峰への急坂を登りきると、平らな台地状の前衛峰最高点近くになる。


左から 登山口付近の徒渉点 新緑のブナ 前山への尾根にあるブナ 前山への最後の登り

残雪が笹を押し倒して能郷白山のどっしりとした山容に縦に残雪が残っている姿が美しい。その左にとんがった磯倉がある。ここから見る限り社から磯倉まで9割近くを残雪を利用して行けそうである。この時点で磯倉へのオプションを実行する決意を固める。それにしても前衛峰からの稜線歩きはとても楽しい。磯倉から能郷白山まで残雪がついて美しい姿をながめながらの稜線歩きは気持ちよいのである。


前衛峰稜線上からみる磯倉(左)と能郷白山(右)


能郷白山丘陵部の磯倉側より磯倉(左) 磯倉山頂付近より能郷白山(右)

まだ雪が残っている最後の急斜面を登ると間もなく社である。社を素通りしてそのまま、雪渓の最上部付近を磯倉方面へ進む。やや回り込むところで雪がなくなったので、灌木と笹を分けて最短コースで次の雪渓にたどり着く。この雪渓を下ると再び次の雪渓まで薮を漕いで次の雪渓に取り付く。最後に磯倉山頂直下までの雪渓を歩いて、最後は少々薮を漕ぐと磯倉山頂である。霞んでいなければ最高のビューポイントである。しかも円錐状の最上部である。360度どちらをみても山山山である。能郷白山も含めて雪が解けたところからお花畑になる。すばらしい自然が残された地域である。


左から 能郷白山の山頂社 磯倉山頂 能郷白山山頂 前山北側の?

おむすびを食べて能郷白山へ戻り、今度は山頂に向かう。能郷白山との看板もない三角点山頂には雪だるまがつくられていた。山頂部は笹の背が高く遠望は利かない。白山方面のみ見る事ができたが、やはり遠く霞んでいる。山頂はとても気持ちがよいのでのんびりしたいところであるが、林道歩きもまっているので直に下山することにした。帰りも振り返る能郷白山が美しい。深田久弥は日本百名山の選定の際に荒島岳とこの能郷白山を迷ったと聞く。正直なところ能郷白山の方が私は好きである。ただ選ばれなかったことの方が荒島岳の人の多さを考えると幸せなのかもしれない。前山まで戻ると残雪の上から再び磯倉や能郷白山の姿をカメラに収める。写真をとっているうちに前山からの下り道をロストしてしまった。雪の上から見回すがみあたらない。ぐるぐると残雪の上を歩いていると赤テープを見つけたので、GPSで現在地を再度確認して赤テープに向かって笹を漕いだ。ほどなく登山道に復帰。さすがに下りになるとさすがに足が疲れてきたので、ペースはゆっくりめとなる。淡々と下りをこなして無事、徒渉点まで来た。なにか水量が増えている気がしないではないが、再びジャンプで越えた。あとは林道を下るのみである。林道でウドの掘ったものが落ちていた。かなりの人が山菜採りに入っているらしい。そう思いながら林道をあるいた。

Latest update:June 26, 2011

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