www.beeches.jp
山行記録:伊吹・越美山地 雷倉?ツルベ岳:根尾八谷(岐阜)

www.beeches.jp mountain report:M1108:Date:20110503 raikura tsurube-take:neo-yatani(Gifu-pref.)

山行記録 M1108 2011年6月4日 雷倉?ツルベ岳:根尾八谷(岐阜)


1100m級の尾根が続く小津三山のうち4月17日に小津権現山(おづごんげんやま 1157m)、29日に花房山(はなぶさやま 1189m)に訪れた。最後に雷倉で登り納めようというのである。
雷倉の東側、下津谷を挟んで1/25K地図には名前のない三角点(1032.3m)がある。これがツルベ岳で雷倉から1000m前後の尾根が続いている。今回は思い切って、この尾根を巡って登り口の八谷に降りてくるという豪華プランである。
”名古屋から行く隠れた名山64 松井志津子”などにも紹介されているように雷倉は古くから登られている山であるが、誰もが知る山とは云えない。ツルベ岳は”奥美濃のヤブ山50山51コース 八代竜也”に紹介されており、雷倉と同じ八谷から尾根伝いに登ることが出来るヤブ山である。雷倉からツルベ岳までの尾根ルートが薮に悩まされず歩くことが出来れば、この豪華プランは実行可能ということになる。雷倉まで行き、ピストンにするかツルベ岳まで周回するかの二者択一でこの山域を楽しむ事にした。


ツルベ岳南西稜線上小ピークより雷倉を望む。台地状の左端(南端)が雷倉のピーク。台地の右側の雪の線が登山道


雷倉山頂付近より花房山、雷倉山頂部は開けたところが少ない。

【山域】伊吹・越美山地 雷倉(1168.6)?ツルベ岳(1032.3)
【場所】岐阜県
【日時】2011年5月3日(火)
【コース】根尾八谷-雷倉-尾根(タンポへの分岐)-ツルベ岳-根尾八谷
【メンバー】単独
【装備】通常装備(スパッツ、ツェルト、ストック等 薮こぎしてもかまわない服装/装備が必要) 【撮影】 Richo GXR S10/P10 
【天気】晴
【地図】樽見

6.00 270m 根尾八谷
6.20 300m 堰堤(下津谷)
8.25 990m 林道手前小ピーク
9.55 1168.6m 雷倉
10.55 1090m 分岐(雷倉-タンポ-ツルベ)
11.38-12.18 1032.3m ツルベ岳
14.30 270m 根尾八谷

登山口となる根尾八谷の集落に入るが、集落内の道は狭い。邪魔にならないように車を置く。八谷集落への橋を渡り、そのまま舗装道路を詰めたところが登山口になる。案内板は見当たらない。 下津谷の堰堤を徒渉して尾根に取り付くまでがちょっと判りにくいが、舗装路が切れたところの土手の上にある水路に沿ってしばらく歩けば堰堤にたどり着く。徒渉点がよく判らないので、水路に沿って進むと、そのまま堰堤をにつきたあたった。そのまま堰堤を超えて上流側に出で対岸をみると登山道らしき踏み跡がある。堰堤で流れは緩やかなので適当な場所で徒渉する。


左:登山口付近 中:堰堤の上側 浅いがそれなり幅がある。 右:登り始めるとブナの新緑が眩しい

ここから踏み跡はしっかりしており赤テープもあるので迷う事はない。しかしながら、整備されているとは云えず、ときどきザックが枝にひっかかる。特に石灰岩がごろごろした所など一部登山道が判りにくいところもあるので注意したい。石灰岩の多いところでは時期にはよいお花畑になろう。

進むほどにザックに枝が引っかかるようになり、やがて林道が見える小ピークに出た。下津谷を挟んでツルベ岳が望める。ここから本格的な薮を漕き路なる。平らな作業用林道だったところを進むと中腹を抉っている林道に出た。すでに廃道でとても車は通れそうにはない。


左:能郷白山 右:林道合流点手前から望むツルベ岳

雷倉を目指すには、ここから急斜面となる尾根に取り付くのだが、これがまだひどい薮である。思ったようには前に進めない。尾根の残雪が残っているところでは雪の上を歩くがとても安全とは云いがたいので慎重に選択しながら登る。短い距離ではあったがここが一番時間を要した。急登を登りきると、雷倉山頂まで続く大地状のたおやかな尾根に出た。


 左:キクザキイチゲ 右:ハシリドコロ

ここから雷倉まではブナの木々も美しい高原散歩。雪の上と登山道をでたらめに歩く事ができる。ほどなく山頂に到着、雷倉の三角点である。山頂手前からは花房山を望む事ができる。


 左:雷倉山頂 右 同 タンポへ続く稜線上から 雷倉山頂
ここで休む事なく、タンポ方面に続く尾根に向かう。ここが怪しければ引き返さねばならないからだが、いきなりの急斜面、笹に捕まりながら下ってゆく。こうなるともう後戻りする気は毛頭なくなっている。しばらくゆくと林道に出た。ツルベへの分岐点へ登り返すところまでしばらくはこの林道を歩くことになり、楽をさせてもらう。林道に別れを告げるものの、ここからも境界線に沿ってしっかりとした道がある。正直雷倉登山道より歩きやすい。タンポとツルベ岳の分岐に立つとここからは稜線南側が植林、北側は二次林で植林地は伐採されたばかりでこれまた歩きやすい。ツルベ岳に至る途中の小ピークで植林地帯と別れを告げるとやや細尾根となり最後は低い笹の中を登るとツルベ岳である。ここまで人に会わなかったが、山頂の残雪には今日のものと思われるビプラム跡がある。こちらにはどこぞやのパーティが登られたようだ。下の方で人の声が聞こえてくるのはこの踏み跡の主らしい。
スーパーにおにぎりがなくなっていた為、今日は久々にコンロを持ち歩いてののんびり食事。山頂脇の岩の上にてラーメンをつくり始める。たまにはこういうのもよい。


左:雷倉山頂付近の?林  中:ツルベ岳への稜線 右:ツルベ岳の三角点

下りも尾根道ではあるが、八谷へ正確に降りるには地図が欠かせない。ツルベ山頂からしばらくはそれなりにはっきりと踏み跡があるが、広い尾根ではみなでたらめにあるくのか踏み跡がはっきりしないところもある。こちら側石灰岩がゴロゴロしているあたりはしばらくするとお花畑になると思われる。急斜面でハシリドコロを見つけた。この毒草の花を見たのは初めてでこんな植物あったけか?と思わず写真を撮る。850mあたりの尾根大井方面への尾根への分岐も間違えることなく通過し、無事に八谷へ。最後の植林地帯は間伐が作業道を塞いでいたのでほぼでたらめに降りることとなる。そのまま標高を下げると、登りはじめの民家脇の側溝を見つけて無事下山。

4人パーティが根尾樽見に向かって歩いているのを車で追い越す。どうやらツルベの山頂下から聞こえてきた声の主らしい。最後に葉桜となった淡墨桜を堪能して家路を急いだ。


左:スミレサイシン そろそろこの花が多くなる。 右:うすずみ櫻 既に葉桜であるが、昼頃は観光客も多い

Latest update:June 26, 2011

Copyright c 2005-2011 www.beeches.jp. All rights reserved.